権座・水郷を守り育てる会ブログ

八幡小学校クッキングクラブさんの「ひなまつりにちなんだお料理の会」のレシピ紹介の三回目です。

今回は権座・酒米粉（今回は上白ぬか）におまけで入っている米粒で作ったかるかん風のおやきです！

権座の酒米粉についてちょっとだけ説明します。。

権座の酒米粉とは純米吟醸酒・権座を作る最初の工程である精米時にできる副産物の米ぬかです。吟醸酒はお米の中心のでんぷんを主に材料にするため、そこまで削るまでにはたくさんの米ぬかが出来るんですよ。米ぬかといえばどうしても先入観があるかもしれませんが、部分部分に分けるとそれはりっぱな米粉なんです。

玄米（権座産・滋賀渡舟六号）の外から順に削っていくと出てくるぬか、それを部位ごとに分け、その部位ごとの特性を活かそうと権座ＰＪメンバーは日々研究を重ねています。プロジェクトメンバーだけではなかなか出来ることが限られているので、いろいろな粉を使う専門の方々にご意見をあおいだり、それぞれの皆さんの工房にお持ち帰りいただいていろいろな試作品（お菓子、パンなど）を作っていただいたりしてるんですよ。そして皆さんからは次々試作品完成の声が届いています！またおいおい紹介しますね！

そして八小クッキングクラブさん、この酒米粉の話が出始めた初期の頃からご協力いただいている大切なパートナーさんです。今回は上白ぬかに混ざっている米粒（精米で割れてしまったお米）も活かしてくれました。

まずは写真です・・・



こういう素朴な感じのおやつ、どこかで見たことあるかも・・・。

さてレシピです。

《分量》
でてきた米粒　適量
砂糖　適量
水　　適量
あんこ　適量

《他に用意するもの》
蒸し器
蒸し器に使える器

《手順》
①米粒を３０分ぐらい水に浸す。（甘いのが好きな場合は砂糖を溶かす）
②米粒をすくって容器にうすく広げ蒸し器で１０分ほど蒸す。
③ラップに薄く広げて中にあんこをいれて包み形を整える。
④ラップを取り除いてフライパンで両面に焼き色をつける。

素朴な感じでとてもおいしいです。疲れたときにぱくっと食べるとなんだかホッとしますよ。

＞八小クッキングクラブさん　すべての材料を活かしていただき感謝します。


上白ぬか（７０～５５％部位）と中白ぬか（９０～８０％部位）のコラボレーションクッキーのレシピのご紹介も予定しています。

(Ｔ)