こんなに大きくなりました!

2013年06月17日

 権座の会スタッフ at 09:20  | Comments(0) | いきもの
権座の田んぼに放流したに「ごろぶな」の稚魚1万匹がこんないおおきくなりました!毎年ゆりかご水田として権座の田んぼに放流して数ミリの小さな小さな稚魚(ちりめん雑魚のまだ小型)が数週間で約2センチの大きさまでに成長しました。


この田んぼは、みんなで5月19日に田植え体験をした約3アール(300㎡)の通称直さんのたんぼです。放流したのは5月末ですから、約3週間でこの大きさ、田んぼに近寄ると激しく水面が小さな波立つまでに元気です。手で捕まえるまで数多くのニゴロブナの赤ちゃんがいます。










稚児はとてもすばしっこく動き回りますが、水の流れ出る上流へ上流へと進む遡上という習性があるため、田んぼの水口に集まります。この日(6月17日)田んぼの水を確認しにきた大西實氏が手を掬ってみたら2回とも写真のような稚魚が捕れました。もうそろそろに西の湖に放流しなければなりません。今週の土曜日22日に地元の子どもたちを招いて魚取り大会を開催します。  


権座田植え(2008.5.18)

2008年05月18日

 権座の会スタッフ at 20:50  | Comments(1) | いきもの
5月18日、水田魚道を設置した近江八幡市白王町権座地区で、田植イベントがあり、参加してきました。
主催は「白王町鳰の会」と「白王町集落営農組合」で、ボーイスカウト近江八幡第4団八幡酒造工房と我々「旅魚」メンバーの参加でした。
いつもと違うのは、流石「水郷風景」のまちです。複数の報道関係者も取材に来ていましたが、子どもたちは気にする風もなく、元気いっぱいです。
さて、向かう先は、ほんの目と鼻の先にあるのですが、やはり、島。
舟に分乗して出発です。短い船旅ですが、爽やかな風が心地よく感じられます。



島の周辺では、釣人が舟から糸を垂れています。



全員が上陸すると、組合長がこれから権座で起きるだろう夢を熱く語られ、みな意気揚々と田植の準備です。



子どもたちの手に握られ、田んぼに息づくことになる苗も、今か今かと待ち構えているようです。




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さて、皆が田植に取り掛かっている片隅には、4月末に皆で設置した水田魚道があります。



魚道設置時に間に合わなかった堰板を、波付管に差し込む作業を行いました。
堰板自体は、角型U字溝を準備して下さった会社にセットで作成頂きました。
木製魚道と異なり溝があるので、容易に位置変更も可能ですし、着脱も早いです。



千鳥に差し込むと、ようやく「魚道らしさ」を感じることができましたね。







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一方、田植は・・・。
やっぱり、子どもたちの田植は賑やかです!!
泥んこになりながら、どんどん田んぼに植えられていきます。
泥を厭わず、足を入れ手で苗を植える作業は、おそらく一生忘れない感覚として、子どもたちの体に残るのでしょうね。










労働の後のお楽しみは、やっぱりご馳走!!
本日は、白王町の女性部の方々が準備下さった、黒豆カレーとサラダを頂きました。
私は労働が足りなかったのでしょうか、2杯でお腹一杯になりましたが、子どもたちはおかわりのオンパレード!!
参りました・・。




さて、次回はこのポリエチレン管むき出しの水田魚道を、少しでも「水郷」に馴染むように修景を行う予定です。
  


水田魚道施工(2008.4.28)

2008年04月28日

 権座の会スタッフ at 20:36  | Comments(0) | いきもの
2008年4月28日、近江八幡市白王町権座地区で、水田魚道を作りました。
当日は晴天に恵まれ、当NPOや地元に加え、滋賀県の方や見学者もお見えになり、20名弱の参加がありました。
まずは、材料のチェックです。U型のコルゲート、L型の金具が主な材料です。




これらを地元の方の船に積み込み、西の湖に浮かぶ田んぼの島「権座」に渡ります。

島に渡ると、魚道組み立てチームと、設置部掘削チームに分かれて作業開始。この日はいつも頼りにしている魚道突撃隊長が病欠で、どうなることかと少々不安を抱きながらのスタート。
         魚道組み立てチームの様子↓

掘削チームの仕事の跡。アシを少し刈り、捨石を動かし、畦を切りました。アシ刈りは船からも作業。

        (田んぼ側から湖側を見た写真)



        (左が田んぼ側、右が湖側 1/2)



        (左が田んぼ側、右が湖側 2/2)
魚道の組み立てが終わると、みんなで魚道を運びます。思いのほか軽く、ラクラク移動できます。



当日の水位は、琵琶湖の基準水位(BSL)+20cm程度でしたが、BSL-20cmを想定し、当日の水面-40cm強に湖側の水路底高を設定しました。
設置された魚道を、お魚の目線で、湖側から見たところです。



設置した魚道を側方から見たもの。
見た目が無粋なので、今後、竹で修景しようかー? というアイデアが出ました。



田んぼ側から湖側を見ると、こんな感じです。 なんだか良い感じではないですか?



まず魚が上がってくる田んぼは、この小さな田んぼです。 魚たちが利用してくれますように・・・。
なお、5月中旬に、ここで田植えイベントを行なう計画が持ち上がっています。(続報をお楽しみに!)



最後は完成した魚道を囲んで、記念撮影。 お疲れさまでした!ご協力ありがとうございます!


  


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滋賀県近江八幡市にある西の湖には、先人から大切に引き継がれてきた農耕文化と豊かな水辺生態系が調和した、湖国の原風景と言うべき文化的景観があります。私たち「権座・水郷を守り育てる会」は、その象徴的存在である「権座(=唯一現存する、舟でしか行けない湖上の田んぼ)」での様々な取り組みを通じて、この美しい癒しの空間を次世代に引き継ぐため、平成20年10月に発足しました。
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