権座・水郷を守り育てる会ブログ

２月２０日、嘉田由紀子滋賀県知事が「おじゃまします１知事です」で白王町権座地区にこられました。今回は日本ユネスコ協会連盟の「プロジェクト未来遺産」の認定登録を機に、権座訪問がきまったのであります。


さっそく上陸して一番に知事が興味を示されたのが魚道の設置でした、過去にも紹介しましたホクコンの魚道について説明をしました。琵琶湖固有種の二ゴロブナが徐々に増えているそうです。


次に、酒米の生産です「滋賀渡り船六号」の契約栽培をして純米吟醸酒をつくるしくみとその苦労話を東会長からしていただきました。


じゃぐるま（足ふみ水車）や護岸の先人が築いた石積みにも関心を寄せられ、「ぜひこの風景をのこしていただきたい」とコメントを頂戴いたしました。

権座視察後は鳰の湖会館で地元住民と懇談会を開催いたしました。女性部の方が調理した「権座シチューを」召し上がっていただきました。また懇談会では、地元の参加者へ「子供の頃はどうでしたか」「これからの取り組みについて」「何か困ったことはありますか」などなど、知事が直接尋ねられていました。全体の感想として、嘉田知事の方が地元住民より琵琶湖の歴史や内湖の様子を詳しく知っておられ、さすが研究者だな・・・・と思いました。「権座」を守っていくことは、本当に重要なことなのだと改めて認識をして懇談会は終了しました。